4月に入り本格的にエンジン掛かかりだした矢先、ここ数日輸入元オーストリア本社から失礼なメールの数々。
毎回の事ですが出鼻挫かれます・・・

今年の頭、電撃的なメールが世界中の各代理店に送られた。
それは2000年、業界の度肝を抜いた商品と共に現れた男 『タシロ』 が退社したというNEWSであった。
我々が扱うブランドは10年に一回のサイクルで大爆発をする。所謂ホームランである。
彼の登場は落ちぶれたオーストリア弱小ブランドの復活を世界に知らしめ、強豪ブランドを指し今までにない大爆発、満塁ホームランを放ったのだ。
わが国でも数年前、飛ぶ鳥を落とす勢いで『浜あゆ』がレコード大賞授賞式の際に使用し、注文問い合わせに追われ自身初の嬉しい悲鳴!っていうやつを経験した。
『タシロ』 という男はオートバイ業界で一、二を争い世界的に有名な○○社を低迷時から救い、立て直した。
世にいう『立直し屋さん』だ。
勿論恵まれた商材があっての戦いだが、彼の優れた販売戦略は誰もが認めざるを得なくそこには『EXCUSE』という言葉は存在しない。
トルコ地震、韓国フォン下落etc そんなのは理由にならず毎回代理店会議はタフで、何度彼を憎んだ事か・・・
何とも言えない鋭い眼光は政治家や宗教家を思わせた。
そんな彼が退社というNEWSは我々代理店にしてみれば天地がひっくり返る程で夜中に香港、韓国、台湾etc アジアの代理店仲間に連絡を取り合い互いに真実である事を確かめあった。
今考えると彼なりに我々のマーケットを熟知し、世界戦略へのパートナーとして厳しい事を言っていたのかも知れない・・・
タフであったが彼の指示は的確で2002年度3.4万枚から私が責任者として引継ぎ、去年2006年度には5.5万枚と数字を伸ばす事が出来たのは彼のお陰である。
担当者が替わり業界数ヶ月の青二才から訳の解らないメールが最近届く。
貴社マーケットでのブランド追求の努力はかつて程パワフルでないように見えます・・・
貴社の販売実績に不満足だ・・・
おまけにどこから数字を引っ張ってきたのか?!前年比で36%のDOWN?!
おいおいっ!どこから来てんだよ~~その数字!とっくに会社潰れてるよ!!って、スリッパで頭叩きたくなる。
で極めつけは『積極的な販売拡販が2007年の目標となります』wwだって!
役員会当日首になり、後任者への引継ぎは全くない様子。
しかし、彼なら数ヶ月で各国代理店の諸事情を全て把握し挨拶代わりにジャブでもかましていた事だろう。
後任者のジャブは手緩いものだ。
5月のGW、恒例のイタリア出張で後任者との初MEETING。
一体どうなる事やら・・・
■オーストリア本社に関してのマイブログ■
VIENNA ⅰ
VIENNA ⅱ
LINZ ⅰ
LINZ ⅱ
HOTEL